
2021年5月、新型iPad Proシリーズが登場。
Appleが手掛けた新型CPU「M1チップ」を搭載し、新たに5G対応となった注目モデルです。
本記事では、ソフトバンクで2021年発売の新型iPad Proシリーズを安く購入する方法についてご紹介していきます。
先に結論をお伝えすると、新型iPad Proシリーズの「Wi-Fi+Cellularモデル」なら、ソフトバンクオンラインショップで「トクするサポート+」を使うのが最も安い金額で購入できます。
一方、「Wi-Fiモデル」を購入するのであれば、価格差がないのでApple Storeで購入しても問題ありません。
※2021年5月時点の情報を掲載しています
目次
新型iPad Proシリーズの特徴まとめ

最新のiPad Proシリーズはこれまで以上に大きな進化を遂げています。
特徴は次の通りです。
新型iPad Proシリーズの特徴まとめ
- iPad Pro 11インチ(第3世代)、iPad Pro 12.9インチ(第5世代)と表記される
- →過去機種との混同を避けるため
- どちらのモデルもM1チップ搭載
- →2020年発売のMacBookシリーズやMac miniと同じ
- RAMは8GB。1TB・2TBを選ぶとRAMが16GBとなる
- 12.9インチのみLiquid Retina XDRディスプレイ採用
- 次世代規格の5G対応。eSIM設定で簡単にモバイルデータ通信も可能
- 充電コネクタはUSB Type-C(Thunderbolt)を採用で最大40Gbpsのデータ転送が可能
- 別売りでMagic Keyboard(第2世代)やApple Pencil(第2世代)にも対応
新型iPad Proシリーズには「11インチモデル」と「12.9インチモデル」の2種類があります。
どちらのモデルも2020年にリリースされたApple独自CPU「M1チップ」を搭載しており、ストレージ容量は最大2TBに対応し、これまでのiPadシリーズに比べて容量の選択肢が広がりました。
なお、12.9インチモデルのみ「Liquid Retina XDRディスプレイ」を採用しており、Apple史上最高レベルの美しい画面表示となっています。
iPadシリーズの「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル」の違い
iPadシリーズには「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル」の2種類があります。
両者の最大の違いは「SIMカードによるモバイルデータ通信が可能かどうか」という点です。
Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルの違い
Wi-Fiモデル | Wi-Fi+Cellularモデル | |
モバイル通信 | × | ○ |
本体価格 | より安い | より高い |
テザリング(親機として) | × | ○ |
テザリング(子機として) | ○ | ○ |
GPS機能 | × | ○ |
eSIM対応 | × | ○ |
Wi-Fi+Cellularモデルがおすすめの人
Wi-Fi+Cellularモデルを購入してSIMカードを入れることで、スマホと同じようにどこでもインターネットに接続することができます。
WiFi環境がない屋外で動画やゲームを楽しみたい人におすすめです。
Wi-Fiモデルがおすすめの人
一方、Wi-FiモデルはSIMスロットがついておらず、単体でのモバイルデータ通信ができません。Wi-Fi環境がある中でのみ使用可能です。
SIMスロットが付かない分、Cellularモデルよりも価格が1万円ほど安くなっています。
しかしポケットWiFiやスマホのテザリングを活用すれば、Cellularモデル同様、どこでも使用することができます。
ポケットWi-FiやWiMAXを持っている人や、価格の安さを求める人におすすめです。
iPad Proシリーズ 2021の購入価格
新型iPad Proシリーズの価格を、ソフトバンクオンラインショップとApple Storeで比較していきます。
先に結論だけ言います。
【結論】
Wi-Fiモデル:どちらで購入しても価格差なし
Wi-Fi+Cellularモデル:単純な価格で比較するとApple Storeのほうが1万円ほど安い
それでは細かく見ていきましょう。
iPad Pro 12.9インチの購入価格
モデル | Wi-Fiモデル | Wi-Fi+Cellularモデル | |||
---|---|---|---|---|---|
容量 | ソフトバンク | Apple Store | ソフトバンク | Apple Store | 差額 |
128GB | 129,800円 | 157,680円 | 147,800円 | 9,880円 | |
256GB | 141,800円 | 170,640円 | 159,800円 | 10,840円 | |
512GB | 165,800円 | 196,560円 | 183,800円 | 12,760円 | |
1TB | 213,800円 | 247,680円 | 231,800円 | 15,880円 | |
2TB | 261,800円 | 299,520円 | 279,800円 | 19,720円 |
iPad Pro 11インチの購入価格
モデル | Wi-Fiモデル | Wi-Fi+Cellularモデル | |||
---|---|---|---|---|---|
容量 | ソフトバンク | Apple Store | ソフトバンク | Apple Store | 差額 |
128GB | 94,800円 | 120,240円 | 112,800円 | 7,400円 | |
256GB | 106,800円 | 133,200円 | 124,800円 | 8,400円 | |
512GB | 130,800円 | 159,120円 | 148,800円 | 10,320円 | |
1TB | 178,800円 | 210,240円 | 196,800円 | 13,440円 | |
2TB | 226,800円 | 262,080円 | 244,800円 | 17,280円 |
ソフトバンクのiPad Pro本体価格はなぜ高い?

ソフトバンクをはじめとする大手携帯キャリアで販売されているiPad Proシリーズは、「Wi-Fi+Cellularモデル」の全ての容量においてApple Storeよりも購入価格が高めです。
ソフトバンクに限定して価格を見てみると、12.9インチモデルで最大19,720円、11インチモデルで最大17,280円の価格差があります。
Apple Storeに比べてこれだけの価格差があるのは、主に以下の2つの理由が挙げられます。
理由①:大手キャリアの販売利益が上乗せされているため
大手キャリアが販売するiPad ProシリーズやiPhoneシリーズは、全てメーカーであるAppleからApple Storeの販売価格で商品を仕入れています。
そのため、Apple Storeと同じ価格で販売すると仕入れ代金や人件費の分だけキャリアの利益分が小さくなってしまうのです。
理由②:「トクするサポート+」で半額で買えるから
ソフトバンクで48回分割にて購入する際に利用できる「トクするサポート+」を使えばおよそ半額で新型iPad Proシリーズが手に入ります。
この「トクするサポート+」の利用を前提に、割高な価格設定にしている可能性があります。
Wi-FiモデルはApple Storeと同価格で販売。しかし…
iPad Proシリーズの「Wi-Fiモデル」は、ソフトバンクとApple Storeで同じ価格で販売されています。
「Wi-Fiモデル」は回線契約を伴わず、ソフトバンクが手数料を上乗せする理由を作れないことから、Apple Storeと同額となっている可能性があります。
裏話となりますが、「Wi-Fiモデル」ではソフトバンクの利益が出ず、ソフトバンクショップは販売に前向きではありません。
2021年4月26日に総務省事務局より公表された覆面調査によると、各キャリアの1〜3割の店舗で端末の単体販売を拒否していることもわかっています。出典
一応、ソフトバンクでも「Wi-Fiモデル」の購入は可能ですが、このような背景から、「Wi-Fiモデル」はAppel Storeで購入した方が気持ちよく買えるかもしれませんね。
ソフトバンクでiPad Proを安く買う方法

ソフトバンクでiPad Proシリーズを購入するためには、ソフトバンクオンラインショップを利用するのがおすすめです。
その理由は、ソフトバンクオンラインショップであれば以下のキャンペーンが適用可能で、初期費用を安く抑えられるからです。
- トクするサポート+
- 下取りプログラム(タブレット)
- 事務手数料3,300円が無料
以下では「トクするサポート+」と「下取りプログラム(タブレット)」の特徴や適用条件を詳しく解説していきます。
トクするサポート+

トクするサポート+は、iPad Proシリーズを実質半額で購入できるソフトバンクのキャンペーンです。
48回分割で購入し、25か月目以降にソフトバンクでiPadの機種変更+端末の下取りをすることで、26〜48か月目の分割支払金を支払う必要がなくなります。
つまり、将来的にソフトバンクを使い続けること+端末の下取りを約束すれば、およそ半額でiPad Proシリーズを購入できるのです。
たとえば、iPad Pro 12.9インチの128GBモデルは157,680円で販売されていますが、トクするサポート+を使えば約8万円と非常に安い価格で購入できます。Apple Storeの147,800円よりもはるかに安価です。
トクするサポート+の注意点
新型iPad Proがおよそ半額で購入できるトクするサポート+ですが、以下のような注意点があります。
- 25か月目のタイミングで必ず機種変更をしないとおトク度がダウン
- 25か月目以降の機種変更でも適用可能なものの、割引分は減っていく
- 必ず端末を下取りに出さなければならない
- 下取り端末がソフトバンクの査定条件を満たしていないと22,000円の費用が請求される
これらの注意点の中で特に覚えておくべきポイントは「25ヶ月目のタイミングで必ず機種変更をしないとおトク度がダウン」という点です。
25ヶ月目で機種変更すると半額になりますが、たとえば45ヶ月目に機種変更をしても、ほぼ満額を支払うことになってしいます。25ヶ月目をピークに、それ以降は旨味が減っていくのです。
“2年ごとに端末を買い換える縛りがつくキャンペーン”とも言いかえられるので、買い替えタイミングに留意しなければなりません。
また、必ず端末を下取りに出さなければならないので、手元に端末を残しておきたい人にも不向きなサービスと言えるでしょう。
下取りプログラム(タブレット)
下取りプログラム(タブレット)は、今まで使ってきたiPadやタブレットを下取りに出して指定機種を購入することで、以下の特典からどちらか一方を選べるキャンペーンです。
- PayPayボーナスの付与
- 購入機種代金の値引き(iPad・タブレットのみ)
指定機種
指定機種は以下のとおりです。
- iPad、iPad2、iPad(第3世代)を除いた iPad 製品
- Lenovo TAB5
- Lenovo TAB4
- MediaPad M3 Lite s
- MediaPad T2 Pro
- Lenovo TAB3
- Lenovo TAB2
- GALAXY Tab4
- ThinkPad X1 Fold
なお、下取りに出す機種によってそれぞれの金額が異なります。
基本的にはPayPayボーナスとして受け取るよりも購入機種の値引きを選んだほうが還元率は高めなので、以下の一覧表で事前に確認しておきましょう。
下取りプログラム(タブレット)
機種 | PayPayボーナス付与額 | 購入機種代金の値引き | ||
---|---|---|---|---|
正常品 | 破損品 | 正常品 | 破損品 | |
12.9インチiPad Pro(第4世代) ※2020年発売 | 55,200円相当 | 16,560円相当 | 56,160円 | 17,280円 |
11インチiPad Pro(第2世代) ※2020年発売 | 48,000円相当 | 14,400円相当 | 48,960円 | 15,840円 |
12.9インチiPad Pro(第3世代) ※2018年発売 | 27,360円相当 | 7,920円相当 | 28,800円 | 8,640円 |
11インチiPad Pro ※2018年発売 | 21,600円相当 | 6,480円相当 | 23,040円 | 7,200円 |
iPad(第8世代) ※2020年発売 | 20,400円相当 | 6,120円相当 | 21,600円 | 6,480円 |
iPad(第7世代) ※2019年発売 | 12,000円相当 | 3,600円相当 | 12,960円 | 4,320円 |
iPad mini5 ※2019年発売 | 12,000円相当 | 3,600円相当 | 12,960円 | 4,320円 |
iPad Air 3 ※2019年発売 | 12,000円相当 | 3,600円相当 | 12,960円 | 4,320円 |
下取りプログラム(タブレット)の注意点
下取りプログラム(タブレット)には、以下のような注意点があります。
- 指定された機種を購入する必要がある
- 電源が入らない・初期化されていない場合には適用されない
- iPad/タブレット購入1台につき、下取りする対象機種は1台まで
- 郵送下取りの場合は送付キット受け取りから14日以内に発送を行う必要がある
- 3か月以内に対象機種を送付しないと申し込みが自動キャンセル
下取りプログラム(タブレット)を利用するためには、正常に動作するiPadやタブレットを下取りに出す必要があります。
電源が入らない・初期化されていない場合には本プログラムが適用されなくなってしまうので注意しましょう。
また、端末の下取りは店頭または郵送で申請ができますが、郵送下取りの場合はキットを受け取ってから14日以内に端末を発送しなければなりません。
14日を過ぎてから3か月以内であれば下取りプログラムが適用されますが、審査が完了するまでに時間がかかってしまうので気をつけましょう。
また、送付キットを受け取ってから3か月を過ぎても端末を下取りに出さない場合は申込みが自動キャンセルとなってしまうのでご注意ください。
その他のキャンペーン
ソフトバンクでiPad Proシリーズを購入する場合、適用可能なキャンペーンは基本的に「下取り」のみとなります。
スマホセット購入で使える「Web割」や「ヤフー限定クーポン」は、タブレット購入には適用されません。
過去の実績から見ても、新たなキャンペーンの開始は期待できません。
ソフトバンクで新型iPad Proシリーズを購入する場合は、トクするサポート+を使っておよそ半額で購入できるのが最安値ということを覚えておきましょう。
ソフトバンクの通信費用を安くする方法
最後に、ソフトバンクで新型iPad Proシリーズを利用する際に、通信費用を安くする方法もご紹介しておきます。
自分に合った料金プランを選ぶ
ソフトバンクの通信費用を節約するためには、自分に合った料金プランを選ぶのが鉄則です。
現時点でiPad Proシリーズで契約できるソフトバンクの料金プランは以下の2通りになります。
データシェアプラン | データ通信専用50GBプラン | |
---|---|---|
特徴 | 親回線のソフトバンクスマホと 月間データ容量をシェアして利用するプラン | iPadやタブレットを利用する際の専用プラン。 月間50GBまで利用可能 |
データ容量 | 親回線のソフトバンクスマホと容量を共有 | 50GB |
月額料金 | 1,078円 | 5,280円 |
備考 | ●親回線と子回線が家族であることが必要 ●親回線1回線に対して最大5回線までの子回線が対象 ●新みんな家族割の割引対象外。 同一家族割引グループ内の回線数にも含まれない ●おうち割光セットの割引対象外 | ●月間50GBを超過すると最大128Kbpsに低速化 ●メリハリプランのような特定サービスの使い放題機能はついていない ●データシェアプラス、家族データシェアおよび 法人データシェアには加入できない ●新みんな家族割の割引対象外。 同一家族割引グループ内の回線数にも含まれない ●おうち割光セットの割引対象外 |
ソフトバンクスマホのデータ容量が毎月余っている場合には「データシェアプラス」、
iPad Pro単体で大容量のデータ通信(高画質の動画再生やゲームアプリなど)を行う場合には「データ通信専用50GBプラン」を選ぶのがおすすめです。
なお、データシェアプラスを利用する場合、Wi-FiモデルのiPad Proシリーズを購入してスマホとテザリングをしても似たような運用は可能です。
上記の運用を行えば、iPad Proシリーズの購入費用を節約しつつ、データシェアプラスの利用料金もかからずに済むので、ぜひ覚えておくようにしましょう。
オプションは最低限に
ソフトバンクでは、端末保障やコンテンツが楽しめる様々なオプションサービスが用意されています。
ただし、これらのオプションサービスはいずれも月額料金がかかるものばかりなので、なんでもかんでもオプションを付けてしまうと毎月のiPad使用料が高額になってしまいます。
オプションは必要最低限に抑え、また適宜オプションの見直しを行うことを心がけましょう。
おうち割 光セットと新みんな家族割は適用対象外になった
ソフトバンクの通信費を割引してくれる「おうち割 光セット」や「新みんな家族割」は、iPad Proシリーズで加入できる新プランには適用されません。
今後、適用可能になる可能性は十分に考えられますが、新型iPad Proシリーズの発売時点ではこれらの割引サービスを使うことはできないのでご注意ください。
まとめ
本記事では、ソフトバンクで新型iPad Proシリーズを安く購入するための方法についてご紹介しました。
iPad Proシリーズには「11インチ・12.9インチ」「Wi-Fiモデル・Wi-Fi+Cellularモデル」と様々な選択肢があります。
Wi-Fiモデルに関してはソフトバンク・Apple Storeで価格差はありませんが、Wi-Fi+Cellularモデルはソフトバンクオンラインショップのほうが価格は1万円ほど高めに設定されているので気をつけましょう。
なお、ソフトバンクオンラインショップで「トクするサポート+」を利用すると、新型iPad Proシリーズをおよそ半額の価格で購入することができます。
本家のApple Storeで購入するよりも6〜7万円ほどお得になるので、iPad Pro(2021)の購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてください。